2021年12月4日 (土) - 2021年12月26日 (日)
「有楽町 Wall Art Gallery」にて、アーカイブ展を開催
ARを使ったアートギャラリー「有楽町 Wall Art Gallery」は、年末の特別企画として、過去に参加したアーティスの作品を一同に鑑賞することができるアーカイブ展を、本日より年内最終営業日まで開催します。参加アーティストと掲載作品は下記の通りです。
掲載期間12月4日(土)〜年内最終営業日

ステートメント:都市部のオフィス街での緑化状態や感じることのできる色彩は十分であるとは言えないと思います。 街に様々な鮮やかな色が存在する事で視覚的に受け取る情報が増え、その土地の活気、人間の行動や考えに影響を与えると考えています。 普段の街の表情には無かった色彩を作品から取り入れることで何かを感じ、ムーブメントが起こるきっかけになればと思います。
TOMORO KINOSHITA:プロフィール
3DCGとイラストを融合させた作品作りを主な活動とする。 鮮やかな色彩で構成された空間、奇妙な生物を描写した目を引き止める作風を持ち味とし、VRやARを使用した表現も行う。
https://linktr.ee/rowrowt

ステートメント:頭にこびりついて離れないあの子のためになんでもやってあげたい、のようなもどかしい恋心を浮かべながら肌色と青色の残像で遊んだ実験的映画。
藤井アンナ:プロフィール
日常的に収集している映像、音、写真、文章などの様々な素材を元にドキュメンタリー(風)映画や実験的映画を制作する。2017年に、マサチューセッツ州立美術大学映像学科を卒業した後、2020年に、イメージフォーラム映像研究所映像アート専科コースを卒業。在学中から制作を始め、2018年、『Seifish, the Principle -ご都合主義-』が、ベルリンにて行われた「WIPE amateur film festival」にてスペシャルメンション賞、2019年、『光屈性グラフィ phototropism-graphy』が、「イメージフォーラム42期映像研究所卒業制作展」にて、最優秀作品賞に選ばれた。
URL:https://www.anafuj.com

Hana Watanabe:プロフィール
1999年生まれ。東京を拠点に活動する映像作家・ビジュアルアーティスト。
映像作品から写真、グラフィック、言葉を用いて、ある特定の場所での時間と記憶や日常
的な風景をモチーフに不思議な手触りを溶け込ますような表現活動をしている。最近は妹
との姉妹ユニットである玉名ラーメンでのアートワークでも活躍中。

SAYAKA ASAI:プロフィール
自然にできる偶発的な美、完全にコントロールできないものの美しさに魅了される。氷を使って布を染める、「氷 染め」という技法で作品を制作。大学在学中、特殊デザ イン技法特許取得。(2015 年) 現在、東京を拠点にパリ、イタリア、ニューヨーク、フィンランドなど個展やアートフェアへ参加。2020 年 10月、ミラノで開催されたReA!Art fair 100人のアーティストの 1 人に選ばれる。 タペストリー制作を主に衣装提供やパフォーミングアート等、 幅広い表現で作品を発表している。

タイトル 流動する街
ステートメント:街は土地の活用によって変化を遂げて現在の形を成している。しかし、インターネットの登場以降、街という存在は目に見えない形での変化が加速されていった。そして現在、街と建築は3DCGによってデジタルアーカイブ・デジタルツイン化し、目に見える形と目に見えない形の変化の複合によって進化を遂げている。変化していく街と建築を、メディアの要素として捉えなおし、再構築した作品となります。
JACKSON kaki:プロフィール
DJ / アーティスト。
3DCGを用いたVR/AR/映像表現を行う。学部生時代は社会学を専攻し、また自身の音楽活動によって培われた経験が、表象の根幹をなしている。主な展覧会に「P.O.N.D.」(PARCO MUSEUM TOKYO、2020年) / DIO C’E’ (Ultra Studio, PESCARA、2020年
Instagram:https://www.instagram.com/kakiaraara/
鑑賞方法

1 店頭外壁に掲載されているQRコードを携帯のカメラアプリで読み込む
2 ブラウザでカメラへのアクセスを許可
3 作品説明が表示された後、QRに再度、カメラを合わせることで作品鑑賞が可能
有楽町 Wall Art Galleryとは?
有楽町 Wall Art Galleryは、「micro FOOD & IDEA MARKET」の外壁の一部を利用した日常生活の隙間のような時間軸に存在するギャラリーです。
新たなビジョンを与えてくれるアート作品をwebAR技術を活用して発信します。平面、立体(3D)、映像、音といった、壁面とwebARの特性を活用した多様な表現、更新頻度、バラエティの拡張が特徴となります。
新型コロナウイルスによる感染症拡大の影響で、イベントや催事の中止・延期に伴い、アーティストが作品を発表する機会が減少したと言われています。
また、一般の利用者にとっても、外出の制限やアートを鑑賞する場所の閉鎖により、アートに触れる機会が極端に減ってしまいました。
そのような社会状況を踏まえた本プロジェクトは、可能な限り3密の状態を避けて、誰もが無料で、アートを楽しめるように設計しました。
そして、街の中というパブリックにおけるアートの新しい存在のあり方、環境演出の模索と実験でもあります。